デジタル大辞泉
「共」の意味・読み・例文・類語
ども【共】
[接尾]
1 一人称の代名詞、または自分の身内を表す名詞に付いて、謙譲の気持ちを表す。「私共と致しましては」
2 人を表す名詞に付いて、複数であることを表す。「若い者共が手伝いに来た」
3 人を表す名詞に付いて、相手への呼びかけに用いる。
「嫗―、いざたまへ」〈大和・一五六〉
→達[用法]
[類語]方・達・等・連・等・等等
とも【共】
1 同じであること。同一。「コートと共のドレス」「共の生地」
2 一緒。また、同時。「起居を共にした仲」
3
㋐名詞の上に付いて、一対のものが同類である、また、同じ性質であるという意を表す。「共働き」「共切れ」「共蓋」
㋑名詞の下に付いて、それが一緒に込められている意を表す。「送料共一〇〇〇円」「付録共五〇〇円」
㋒複数を表す名詞に付いて、それが全部同じ状態であることを表す。「二人共学生だった」「男女共若かった」→共に
ぐち【▽共】
[接尾]《近世上方語》名詞に付いて、…とともに、…ごと、などの意を表す。
「台子の湯もたぎってあろ。釜―そっと取ってこい」〈浄・手習鑑〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ども【共】
- 〘 接尾語 〙
- ① 名詞・代名詞に付いて、そのものを含めて、同類の物事が数多くあることを示すが、必ずしも多数とは限らないで、同類のものの一、二をさしてもいう。人を表わす場合は「たち」に比べて敬意が低く、目下、または軽蔑すべき者たちの意を含めて用いる。現代では、複数の人を表わすのに用いられることが多い。
- [初出の実例]「大和の 高佐士野(たかさじの)を 七(なな)行く 嬢子(をとめ)杼母(ドモ) 誰をし枕(ま)かむ」(出典:古事記(712)中・歌謡)
- 「酒、よきものども持て来て、舟に入れたり」(出典:土左日記(935頃)承平四年一二月二八日)
- ② 自称の代名詞、または自分の身内の者を表わす名詞に付けて、単数・複数にかかわらず、謙遜した表現として用いる。「私ども」「親ども」など。
- [初出の実例]「是はいかな事、身共は不念な事を致た」(出典:虎寛本狂言・末広がり(室町末‐近世初))
- ③ 人を表わす名詞に付いて、相手への呼びかけとする。目下の者に対する時で、単数の場合がある。「野郎ども」など。
- [初出の実例]「嫗ども、いざたまへ。寺に尊き業する、見たてまつらむ」(出典:大和物語(947‐957頃)一五六)
とも【共】
- 〘 造語要素 〙
- ① 一対のものが、同類である、または同じ状態である意を表わす。「とも裏」「とも働き」「とも白髪」など。
- ② 複数のものを表わす名詞に付いて、それが全部いっしょの状態であることを示す。「二人とも」「男女とも」など。
- ③ 従となるものを表わす名詞に付いて、それが、主となるものに込められていることを示す。こみ。「送料とも」「税金とも」など。
むた【共】
- 〘 名詞 〙 名詞または代名詞に、格助詞「の」「が」の付いた形に接続して、「…とともに」「…のままに」の意の副詞句を構成する。
- [初出の実例]「浪の共(むた) 彼寄り此(かく)寄る 玉藻なす 寄り寝し妹を」(出典:万葉集(8C後)二・一三一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「共」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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