好調(読み)コウチョウ

デジタル大辞泉 「好調」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょう〔カウテウ〕【好調】

[名・形動]物事調子・ぐあいなどがよいこと。物事が思いどおりにうまくいくこと。また、そのさま。「好調の波に乗る」「好調出足
[派生]こうちょうさ[名]
[類語]はかばかしい円滑スムーズすいすいとんとん拍子着着順調快調淀みない淀みなく上首尾首尾良くとんとんすらすらみるみるずんずんぐんぐんどんどんはかどる上り調子上り坂上向き尻上がり右肩上がり先太りずいとぐいとめきめき見る間にぐいぐいどしどしさっとさっさとっとと間髪をれず迅速速やか立ち所に即座即刻時を移さずすぐさま途端たちまち刻刻刻一刻時時刻刻次第次第に矢継ぎ早波に乗る

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精選版 日本国語大辞典 「好調」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょうカウテウ【好調】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 調子、ぐあい、景気などがよいこと。物事がうまくゆくこと。
    1. [初出の実例]「あの数日は、すばらしい好調でした」(出典:オリンポスの果実(1940)〈田中英光〉六)
  3. 相場が上がりぎみであること。硬調。
    1. [初出の実例]「一方、朝の取引所の寄附の気配をもう番頭から訊くのであった。両方の模様はどちらも好調である」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)
  4. よい音色。
    1. [初出の実例]「河鹿は家に飼って聞くよりも、渓流の辺りに自然の好調(カウテウ)を聞くのが」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉六月暦)

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