刻刻(読み)コッコク

デジタル大辞泉 「刻刻」の意味・読み・例文・類語

こっ‐こく〔コク‐〕【刻刻】

[名]時の流れのひと区切りひと区切り。「時々刻刻を大切に生きる」
[副]時間を追って。時間がたつのにつれて。「刻刻と近づく」
凶猛勇気が、―に力を増して来た」〈芥川偸盗
[類語]刻一刻時時刻刻徐徐にだんだん次第においおい漸次次第次第に歩一歩・一歩一歩・着着ちゃくちゃく日に日に日増しにようや年年ねんねん見る見るずいとぐいとぐんぐんどんどんすらすらめきめき見る間にとんとんぐいぐいどしどしずんずんさっとさっさとっととはかばかしい円滑スムーズすいすいとんとん拍子順調快調好調淀みない淀みなく上首尾首尾良くはかどる電光石火はかないあっと言う間間髪をれず迅速速やか立ち所に即座即刻時を移さずすぐさま途端たちまち矢継ぎ早

ぎざ‐ぎざ【刻/段】

[名・形動]のこぎりの歯のような細かい刻み目。また、その刻み目のあるさま。「―のある葉っぱ」「切り口が―になる」
[副](スル) のこぎりの歯のような刻み目が続いているさま。「ふちが―(と)したレースの飾り」
アクセントはギザギザザギザ。
[類語]ジグザグジャギー鋸歯文稲妻形

こく‐こく【刻刻】

[副]こっこく(刻刻)

きざ‐きざ【刻刻/段】

[形動ナリ]細かく切り刻むさま。ずたずた。
「悲しみのはらわた―に断つとは」〈浄・傾城酒呑童子

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精選版 日本国語大辞典 「刻刻」の意味・読み・例文・類語

こっ‐こくコク‥【刻刻】

  1. 〘 名詞 〙 時間のひとくぎりひとくぎり。また、着実に時間のたつさまや、時間がたつにつれての意で、副詞的にも用いる。刻一刻。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「その陰日向がまた刻々に変って行くのは」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉)

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デジタル大辞泉プラス 「刻刻」の解説

刻刻

①堀尾省太による日本の漫画作品。モーニング増刊『モーニング・ツー』にて2008年より不定期連載。
②①を原作とする日本のテレビアニメ。放映はTOKYO MXほか(2018年1月~3月)。制作:ジェノスタジオ。

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