尾(漢字)

普及版 字通「尾(漢字)」の解説


常用漢字 7画

[字音]
[字訓] お・すそ・うしろ

[説文解字]
[甲骨文]

[字形] 象形
獣の尾毛の形。〔説文〕八下に「なり。到毛の(し)後に在るに從ふ。古人或いはりて尾に系(いとか)く。西南夷皆然り」と人の尾後、其の尾飾と解する。〔玉〕に「鳥獸魚蟲に皆之れり」というように、人後をいうものではない。その屈尾の象は屈。牡獣の牡器を示す蜀と連ねて屬(属)となり、連属すること、牝牡(ひんぼ)相属することをいう。尾は獣尾と解すべきである。系尾の俗は古い時代にあったとみてよく、わが国の神武東征の説話の中にも「尾ある人」の出没したことがみえている。

[訓義]
1. お、けもののお、しっぽ。
2. すそ、さき、おわり。
3. うしろ、しりえ。
4. あとをつける、つるむ。
5. 微と通じ、かすか、うらぶれる。

[古辞書の訓]
〔和名抄〕尾 乎(を) 〔名義抄〕尾 ヲ・ツルブ・ヲハル・ヤウヤク

[部首]
〔説文〕に屬・屈・尿の三字をこの部に属し、〔玉〕には仏典によってなお二字を加える。仏典の翻訳によって新たに字が作られることがあった。

[声系]
〔説文〕に尾声として犀・の三字を収める。(び)の他は声が合わず、会意字とみるべき字。

[語系]
尾・(微)miuiは同声。に微小の意があり、尾も末尾をいう。

[熟語]
尾姦尾銜尾騎・尾渓・尾撃・尾欠・尾骨尾瑣・尾酒尾随・尾数・尾声・尾大・尾段・尾犯・尾尾・尾末・尾閭・尾尾聯
[下接語]
圧尾・曳尾・燕尾・銜尾・揮尾・驥尾・九尾・牛尾・魚尾・狗尾・屈尾・結尾・巻尾・虎尾・語尾・交尾・後尾・瑣尾・鴟尾尾・首尾・麈尾・獣尾・船尾・大尾・貂尾・追尾・掉尾・頭尾・遯尾・跋尾・鳳尾・鋒尾・末尾・揺尾・竜尾・尾・艫尾

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

戻り梅雨

梅雨が明けたあとに、再び梅雨のような状態に戻ること。返り梅雨。《季 夏》[類語]梅雨・梅雨ばいう・五月雨・空梅雨・菜種梅雨・走り梅雨・返り梅雨...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android