普及版 字通 「沼(漢字)」の読み・字形・画数・意味
沼
常用漢字 8画
[字訓] ぬま
[説文解字]
[字形] 形声
声符は召(しょう)。〔説文〕十一上に「池なり」(段注本)とあり、〔風俗通、山沢〕に「圓なるを池と曰ひ、曲なるを沼と曰ふ」とする。また沼を小池として、大小を以て区別する説もあるが、金文にみえる辟雍(へきよう)(神)の大池を、〔詩、大雅、霊台〕に「靈沼」とよんでいるから、形や大小によっていうものではない。沼沢は自然のもの、池は掘鑿になるものであろう。
[訓義]
1. ぬま。
2. いけ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕沼 奴(ぬ) 〔名義抄〕沼 ヌマ・コイケ・イケ
[熟語]
沼気▶・沼湖▶・沼沚▶・沼上▶・沼沢▶・沼池▶・沼浜▶・沼▶・沼蓮▶
[下接語]
苑沼・湖沼・清沼・沢沼・池沼・沼・碧沼・野沼・幽沼・林沼・霊沼
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報