物思わしい(読み)モノオモワシイ

デジタル大辞泉 「物思わしい」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「物思わしい」の意味・読み・例文・類語

もの‐おもわし・い‥おもはしい【物思】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]ものおもは〘 形容詞シク活用 〙
  2. もの思いをする様子である。何かと気がかりでふさぎこんだ状態である。
    1. [初出の実例]「かかる御仲にさぶらへど、ものおもはしうわびしうなむ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)
  3. 趣が深い。
    1. [初出の実例]「ゆかしく思ふ折ふし嬉しきたより聞時は、鐘の響も物思はし」(出典:随筆・独寝(1724頃)下)

物思わしいの派生語

ものおもわし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

物思わしいの派生語

ものおもわし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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