寥寥(読み)リョウリョウ

デジタル大辞泉 「寥寥」の意味・読み・例文・類語

りょう‐りょう〔レウレウ〕【××寥】

[ト・タル][文][形動タリ]
ひっそりとしてもの寂しいさま。また、空虚なさま。「寥寥たる荒れ野
数の非常に少ないさま。
国中には有志者員数、日に―として」〈竜渓経国美談
[類語](1寂莫せきばく寂寥せきりょう索漠さくばく落莫らくばく蕭然しょうぜん蕭蕭しょうしょう蕭条しょうじょう蕭殺しょうさつ寂しい

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精選版 日本国語大辞典 「寥寥」の意味・読み・例文・類語

りょう‐りょう レウレウ【寥寥】

〘形動タリ〙
① ものさびしくひっそりとしているさま。また、空虚なさま。むなしいさま。寂莫。
※凌雲集(814)贈賓和尚〈嵯峨天皇〉「遙想焚香観念処、寥々日夜着雲烟
※光悦本謡曲・当麻(1435頃)「称名、観念のゆかのうへ、座禅円月の窓のうち、寥寥とある折ふしに」 〔潘岳‐寡婦賦〕
数量の少ないさま。
※徂徠集(1735‐40)一三・豊公族大夫養拙君二亭記「文学之士、寥寥乎莫其国中

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普及版 字通 「寥寥」の読み・字形・画数・意味

【寥寥】りようりよう(れうれう)

さびしいさま。寂。唐・盧照鄰〔長安古意〕詩 寂寂寥寥たり、揚子(雄)の居 年年、一牀の書

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