蕭然(読み)しょうぜん

精選版 日本国語大辞典 「蕭然」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぜん セウ‥【蕭然】

〘形動タリ〙 ものさびしいさま。ひっそりとした様子蕭条
※凌雲集(814)秋日皇太弟池亭賦天字〈嵯峨天皇〉「蕭然幽興処、院裡満茶煙
源平盛衰記(14C前)四八「人跡遙かに絶え果てて、蕭然(セウゼン)として音もせず」 〔范仲淹‐岳陽楼記〕

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デジタル大辞泉 「蕭然」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぜん〔セウ‐〕【×蕭然】

[ト・タル][文][形動タリ]もの寂しいさま。
「万山の樹木枝を震うの音か、―たる音山谷に起こり」〈蘆花自然と人生
[類語]寂莫せきばく寂寥せきりょう索漠さくばく落莫らくばく蕭蕭しょうしょう蕭条しょうじょう蕭殺しょうさつ寥寥りょうりょう寂しい

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