蕭殺(読み)しょうさつ

精選版 日本国語大辞典 「蕭殺」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さつ セウ‥【蕭殺】

〘形動タリ〙 秋の末の、非常にものさびしいさま。
春潮(1903)〈田山花袋一六「秋の蕭殺たる気が更に深く自分に迫るのを覚えた」

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デジタル大辞泉 「蕭殺」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さつ〔セウ‐〕【×蕭殺】

[ト・タル][文][形動タリ]もの寂しいさま。特に、秋の末の、草木が枯れてもの寂しいさま。
「―として一糸生気も認めぬ枯色の…芝生は」〈風葉・下士官
君前には―たる気が漂うた」〈菊池寛忠直卿行状記
[類語]寂莫せきばく寂寥せきりょう索漠さくばく落莫らくばく蕭然しょうぜん蕭蕭しょうしょう蕭条しょうじょう寥寥りょうりょう寂しい

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