闊達・豁達(読み)かったつ

精選版 日本国語大辞典 「闊達・豁達」の意味・読み・例文・類語

かっ‐たつ クヮッ‥【闊達・豁達】

〘形動〙 (古くは「かつだつ」)
空間が広々と開けているさま。
江戸繁昌記(1832‐36)三「遠望豁達、人をして魂飛ばしむ」 〔高適‐自薊北帰〕
度量が大きく物事にこだわらないさま。知見にとどこおりがなく自在なさま。
※東海一漚集(1375頃)一・偶看杜詩有感而作「天地誰顧之。豁達存大度
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「欧州自主の精神、特に此地に鍾り、其事業も自ら卓落豁達にて、気力甚だ旺(さかん)なり」 〔史記‐斉太公世家伝賛〕

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