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シキリ

デジタル大辞泉の解説

しきり【陣】

《動詞「しき(頻)る」の連用形から》出産間際に起こる痛み。陣痛。
「―は来れども取りあげばばの約束もなく」〈浮・置土産・三〉

じん〔ヂン〕【陣】

軍隊を配置して備えること。陣立て。「雁行(がんこう)の」「背水の

㋐軍隊の集結している所。兵営。陣地。陣営。「を張る」
㋑共通の目的をもって、まとまった人々。集団。多く、他の語と複合して用いられる。「講師」「報道」「第一
いくさ。たたかい。合戦。「大坂夏の
陣の座」に同じ。
「昔、晴明、―に参りたりけるに」〈宇治拾遺・二六〉
宮中警護の衛士(えじ)の詰め所。また、そこに詰めている人。
「―に左大臣殿の御くるまや御前どものあるを」〈大鏡・師尹〉
僧たちの出入り口。
「僧正かへりて侍りしに、―の外まで僧都(そうづ)見えず」〈徒然・二三八〉

じん【陣】[漢字項目]

常用漢字] [音]ジン(ヂン)(呉)
軍隊の配置。陣立て。また、軍勢を集めて備えを立てた所。「陣営陣形陣地陣頭陣容陣列円陣堅陣退陣敵陣布陣本陣
事に対処するための構え。「筆陣論陣
戦場。戦い。「陣没殺陣出陣戦陣訓
ひとしきり。にわかに。「陣痛一陣
[名のり]つら
[難読]殺陣(たて)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しきり【陣】

〔動詞「頻しきる」の連用形から〕
出産間際の間隔の短い陣痛じんつう。 「 -はくれども取あげ婆の約束もなく/浮世草子・置土産 3

じん【陣】

兵士を配列すること。軍勢を配置すること。また、その隊列。陣形。陣立て。 「鶴翼の-」 「背水の-」
戦場で軍勢が集結している所。陣屋。陣営。陣地。
たたかい。いくさ。 「大坂冬の-」
名詞の下に付いて、その集団・むらがりの意を表す。 「教授-」 「報道-」
禁中で、衛士の詰め所。また、衛士が列座している所。また、そこに詰めている人。 「春宮のたちはきの-にて/古今 春下・詞
宮中で公事が行われる時に、公卿が並んで座した席。陣の座。 「 -に夜の設けせよ/徒然 23
僧の出入り口。 「 -の外まで僧都見えず/徒然 238
[句項目]

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のの言及

【出陣】より

…武士が戦場に赴くことをいう。一般に出陣にさいしては出陣式が行われた。これは戦陣作法の一つで戦闘に臨み武将以下士卒が行う士気高揚のための儀式であった。…

【先陣】より

…中世武家社会における戦時の陣営の一つ。本陣の前方に設けたことに由来し,進撃の最先端を意味した。…

※「陣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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