鳥取県は中国地方の北東部に位置する。東は兵庫県、西は島根県、南は岡山県・広島県に接する。県域は東西に長く、南北に短い形をしており、東西約一二八キロ・南北約六二キロ。総面積は約三四九七平方キロ。ただし中海および境水道の面積は含まれていない。面積は都道府県順位では第四一位となる。緯度は神奈川県とほぼ同位置にある。なお県域は旧因幡国にあたる東部、旧伯耆国東半にあたる中部、同西半にあたる西部に区分される。
北は日本海に面し、南方に中国山地の山々が連なる。山地の面積は三〇〇〇平方キロを上回り、県総面積の八割五分以上に達し、平野部は海岸部と主要河川流域に限られる。総面積の約八割が標高一〇〇メートル以上の地であり、また斜度二〇度以上の傾斜地が五割強を占める。これは中国山地の分水嶺が北(日本海)側に寄っているため、その北斜面に位置する当県の山地の勾配が大きく、かつ相当に急峻であることを示す。中国山地はその高さから脊梁山地と高原状山地に分けられる。脊梁山地は標高一〇〇〇メートル内外の高度で、東部と西部の県境部にとくに標高の高い山が分布する。これら大起伏山地のおもな山は東部は
東部の千代川、中部の天神川、西部の日野川の主要河川はいずれも中国山地に源を発し、多くの支流を集めながら北流して日本海に入る。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国地方の北東部に位置する県。旧因幡・伯耆2国を県域として成立。1871年(明治4)廃藩置県により鳥取藩領の因幡・伯耆両国と播磨国の旧福本藩領を管轄する鳥取県がおかれた。同年播磨国分を姫路県に分離し,島根県から隠岐国を編入。76年鳥取県は廃止され,島根県に合併された。81年因幡・伯耆からなる鳥取県が再置され現在に至る。県庁所在地は鳥取市。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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