跳ねる(読み)ハネル

デジタル大辞泉 「跳ねる」の意味・読み・例文・類語

は・ねる【跳ねる】

[動ナ下一][文]は・ぬ[ナ下二]
勢いよくとび上がる。躍り上がる。「川面に魚が―・ねる」「驚いた馬が―・ねる」
液体などがはじけてとび散る。「揚げ物の油が―・ねる」「炭がぱちぱちと―・ねる」
活気があって動き回る。また、おてんばである。
「お駒とて少し―・ねたる三五の少女は」〈蘆花不如帰
芝居などで、その日の興行が終わる。芝居小屋外囲いむしろを上の方へはね上げたところからいう。「芝居が一〇時に―・ねる」
芝居などで、観客の入りがよくなる。当たりをとる。
「今日の催しはきっと―・ねるだらう」〈滑・八笑人・二〉
[類語](1跳ぶジャンプ跳ね返る跳ね返す跳ね上がる跳ね上げる躍る躍り上がる/(2飛び散るはじけるはぜるほとばしる弾む/(4終わる済む片付く上がる引ける終了する完了する完結する結了する終結する終決する終止する終息する閉幕する幕になる幕を閉じるちょんになるけりが付くかたが付く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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