一応(読み)イチオウ

デジタル大辞泉 「一応」の意味・読み・例文・類語

いち‐おう〔‐オウ|‐ワウ〕【一応/一往】

[名]
一度一回。「―も二応も」
「今―とくと考えて見まして」〈二葉亭浮雲
一度行くこと。
「―の新賓なれば感思おさへがたし」〈海道記・序〉
[副]
十分ではないが、ひととおり。大略。「これで―でき上がりだ」
ほぼそのとおりと思われるが、念のために。「―見直しましょう」
[補説]本来は「一往」と書く。
[類語]1ひと通りおよそ当座まだしもまだ曲がりなりにもえんやらやっとやっとのことでどうにかこうにかどうにかやっとようやくようようようやっと何とかかろうじてからくも危うくすんでのところやっとこさ間一髪どうかこうかかつがつどうやらこうやら危なくすんでのことすんでにあわや九死に一生を得るすれすれまあまあまあよっぽどかなりなかなかわりあいわりかたわりかし割に比較的まずまずかすかすどうやらなんとかかんとかそこそこそれなり増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないいまだしいま不徹底不十分及ばずながら不全不完全どうなりこうなり急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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