デジタル大辞泉 「どうやら」の意味・読み・例文・類語 どう‐やら [副]1 十分また完全ではないが、なんとか。どうにか。「どうやら完成までこぎつけた」2 確実ではないが、なんとなく。「どうやら明日は雨らしい」[類語](1)まあ・まあまあ・よっぽど・かなり・なかなか・わりあい・わりかた・わりかし・割に・比較的・まずまず・どうにかこうにか・どうかこうか・どうやらこうやら・曲がりなりにも・かすかす・なんとかかんとか・なんとか・ようやっと・どうにか・そこそこ・辛かろうじて・辛くも・それなり・やっと・やっとこさ・ようやく・あやうく・危なく・増し・次善・可・セカンドベスト・ベター・及第・無難・ほどほど・捨てたものではない・満更まんざらでもない・まだしも・まだ・えんやらやっと・やっとのことで・ようよう・すんでのところ・間一髪・かつがつ・すんでのこと・すんでに・あわや・九死に一生を得る・すれすれ・未いまだし・未いまだ・不徹底・不十分・及ばずながら・不全・不完全・どうなりこうなり・一応・急場しのぎ・当座しのぎ・一時しのぎ・その場しのぎ・最早もはや・畢竟ひっきょう・結局・やはり・所詮・どの道・いずれにしても・結句・遂に・とどのつまり・詰まるところ・帰するところ・詮ずるところ・要するに・いずれ・どうせ・つまり・とうとう・いよいよ・挙げ句・挙げ句の果て・差し詰め・究竟きゅうきょう・果ては・何と言っても・どっち道・とにかく・何しろ・何せ・何分なにぶん・何分なにぶんにも・なんにせよ・ともかく・ともかくも・ともあれ・とまれ・とにもかくにも・それはともあれ・遅かれ早かれ・善かれ悪しかれ・ほとんど/(2)恐らく・多分・大抵 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「どうやら」の意味・読み・例文・類語 どう‐やら 〘 副詞 〙 ( 副詞「どう」に助詞「やら」が付いてできたもの ) 一つの行為や状態が、まがりなりに成立するという判断を示す。① 完全にではないが、どうにか。何とか。[初出の実例]「お名残惜しい。どうやら涙がこぼるる」(出典:歌舞伎・傾城壬生大念仏(1702)中)② 確実ではないが、恐らく。何となく。[初出の実例]「ころわいはよいが、まちっとどふやらおてもとがわるい。なをしてもらを」(出典:狂言記・仏師(1660))「けふはどうやら降りさうな空」(出典:咄本・鹿の子餠(1772)雷) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by