擦れ擦れ(読み)スレスレ

デジタル大辞泉 「擦れ擦れ」の意味・読み・例文・類語

すれ‐すれ【擦れ擦れ】

[名・形動]
1 触れそうになるくらい近づいていること。また、そのさま。「床擦れ擦れの高さまで、水がきた」「水面擦れ擦れに飛ぶ鳥」
2 限界をもう少しで越えそうなこと。また、そのさま。「発車時間に擦れ擦れで間に合う」「合格点擦れ擦れだ」
3 人がいがみ合うさま。
「二人の間柄が―になると、細君の心は段々生家さとの方へ傾いて行った」〈漱石・道草〉
[類語](1)ぎりぎり・一杯一杯・かつかつ/(2)えんやらやっと・やっとのことで・どうにかこうにか・間一髪・どうにか・やっと・ようやく・何とか・かろうじて・からくも・危うく・危なく・すんでのところで・すんでのこと・やっとこさ・あわや・九死に一生を得る・ようよう・ようやっと・どうかこうか・かつがつ・どうやらこうやら・曲がりなりにも・まだしも・まだ・すんでに・まあ・まあまあ・よっぽど・かなり・なかなか・わりあい・わりかた・わりかし・割に・比較的・まずまず・かすかす・どうやら・なんとかかんとか・そこそこ・それなり・増し・次善・可・セカンドベスト・ベター・及第・無難・ほどほど・捨てたものではない・満更まんざらでもない・未いまだし・未いまだ・不徹底・不十分・及ばずながら・不全・不完全・どうなりこうなり・一応・急場しのぎ・当座しのぎ・一時しのぎ・その場しのぎ・最早もはや・畢竟ひっきょう・結局・やはり・所詮・どの道・いずれにしても・結句・遂に・とどのつまり・詰まるところ・帰するところ・詮ずるところ・要するに・いずれ・どうせ・つまり・とうとう・いよいよ・挙げ句・挙げ句の果て・差し詰め・究竟きゅうきょう・果ては・何と言っても・どっち道・とにかく・何しろ・何せ・何分なにぶん・何分なにぶんにも・なんにせよ・ともかく・ともかくも・ともあれ・とまれ・とにもかくにも・それはともあれ・遅かれ早かれ・善かれ悪しかれ・ほとんど・遅ればせ・思い通り・やっとこせ・やっとこ・からがら・命からがら・心ならず・一杯一杯・精一杯・たかだか・せめて・せめても・首の皮一枚・ぎりぎり・ほうほうの体てい・滑り込み・漕ぎ着ける・冷や汗をかく・危機一髪・きわどい・薄氷を履ふむ・サバイバル・虎口を脱する・やれやれ・命冥加・一髪・一髪千鈞せんきんを引く・とりあえず・ひとまず・間に合わせる・何はさておき・何はともあれ・差し当たり・まんまと

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精選版 日本国語大辞典 「擦れ擦れ」の意味・読み・例文・類語

すれ‐すれ【擦擦・摩摩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「すれずれ」とも )
  2. ① 摩擦の多いこと。互いにいがみ合い、仲の悪いさま。
    1. [初出の実例]「二人は互にすれすれの、会釈も礼義もあらばこそ」(出典:浄瑠璃・猿丸太夫鹿巻毫(1736)二)
    2. 「二人の間柄が擦(ス)れ擦(ス)れになると、細君の心は段々生家(さと)の方へ傾いて行った」(出典:道草(1915)〈夏目漱石〉七八)
  3. ② 触れ合いそうなほど近いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「すれずれに三人くらす和中散」(出典:俳諧・武玉川(1750‐76)八)
  4. ③ もう少しで、ある規準・限界に達しそうなこと。また、そのさま。きわどいさま。
    1. [初出の実例]「むき出しの棚とすれすれの高さになって居る」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)

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