デジタル大辞泉 「そこそこ」の意味・読み・例文・類語 そこ‐そこ [副]1 (多く「…もそこそこに」の形で)ある事を十分しおえないで先を急ぐさま。「食事もそこそこに出かける」2 十分ではないが一応のレベルにあるさま。「そこそこの評判を得る」[接尾]数量を表す語に付いて、それに達するか、達しないかの程度である意を表す。「四〇そこそこの男」[類語](1)適当・適度・適宜・程程ほどほど・好いい加減/(2)増し・次善・可・まあまあ・まずまず・セカンドベスト・ベター・及第・無難・副次的・二次的・二義的・ほどほど・捨てたものではない・満更まんざらでもない・まあ・よっぽど・かなり・なかなか・わりあい・わりかた・わりかし・割に・比較的・まずまず・どうにかこうにか・どうかこうか・どうやらこうやら・曲がりなりにも・かすかす・どうやら・なんとかかんとか・なんとか・ようやっと・どうにか・辛かろうじて・辛くも・それなり・やっと・やっとこさ・ようやく・あやうく・危なく・まだしも・まだ・えんやらやっと・やっとのことで・ようよう・すんでのところ・間一髪・かつがつ・すんでのこと・すんでに・あわや・九死に一生を得る・すれすれ・未いまだし・未いまだ・不徹底・不十分・及ばずながら・不全・不完全・どうなりこうなり・一応・急場しのぎ・当座しのぎ・一時しのぎ・その場しのぎ・最早もはや・畢竟ひっきょう・結局・やはり・所詮・どの道・いずれにしても・結句・遂に・とどのつまり・詰まるところ・帰するところ・詮ずるところ・要するに・いずれ・どうせ・つまり・とうとう・いよいよ・挙げ句・挙げ句の果て・差し詰め・究竟きゅうきょう・果ては・何と言っても・どっち道・とにかく・何しろ・何せ・何分なにぶん・何分なにぶんにも・なんにせよ・ともかく・ともかくも・ともあれ・とまれ・とにもかくにも・それはともあれ・遅かれ早かれ・善かれ悪しかれ・ほとんど 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「そこそこ」の意味・読み・例文・類語 そこ‐そこ [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「に」を伴って用いることもある )① 時と場合に応じて適当に事を運ぶさま、また、心がせいて先を急ぐさま、急いで簡略にするさま、いいかげんにするさまを表わす語。[初出の実例]「番匠の家をつくるに、よい材木をそろえて、そこそこに似合う木を用ぞ」(出典:玉塵抄(1563)一一)「召替の浴衣、腰より下の一重もけふの汗に迚(とて)そこそこにとき捨て、行水の御裸身」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)七)② 十分ではないがある程度には達しているさまを表わす語。いちおう。ひととおり。[初出の実例]「君子といへるよき人は〈略〉人の諸道具をみするには、いかにも大事にとりあつかひ、そこそこに気を付け」(出典:仮名草子・可笑記(1642)二)[ 2 ] 〘 接尾語 〙 数を表わす語などに付いて、ほとんどそれぐらいの意を表わす語。…に足りるか足りないほど。…を余り出ないほど。[初出の実例]「船に来てから二時間そこそこで機嫌よく帰って行くことになった」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)そこそこの補助注記「そこ(其処)」という代名詞から転じた語で、だいたいの当たりをつける意から、いいかげん、ぞんざいの意を生じた。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by