割方(読み)ワリカタ

デジタル大辞泉 「割方」の意味・読み・例文・類語

わり‐かた【割(り)方】

[副]わりと。わりに。わりあいに。わりかし。「あの店は割り方信用できるほうだ」
[類語]割と割に割りかし割合比較的結構なかなかかなり相当大幅随分大分だいぶ・だいぶん大層すこぶいやにやけにえらい馬鹿ばか余程余っ程まあまあまあまずまずどうにかこうにかどうかこうかどうやらこうやら曲がりなりにもかすかすどうやらなんとかかんとかなんとかようやっとどうにかそこそこかろうじて辛くもそれなりやっとやっとこさようやくあやうく危なく増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないまだしもまだえんやらやっとやっとのことでようようすんでのところ間一髪かつがつすんでのことすんでにあわや九死に一生を得るすれすれよっぽどいまだしいま不徹底不十分及ばずながら不全不完全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ最早もはや畢竟ひっきょう結局やはり所詮どの道いずれにしても結句遂にとどのつまり詰まるところ帰するところ詮ずるところ要するにいずれどうせつまりとうとういよいよ挙げ句挙げ句の果て差し詰め究竟きゅうきょう果ては何と言ってもどっち道とにかく何しろ何せ何分なにぶん何分にもなんにせよともかくともかくもともあれとまれとにもかくにもそれはともあれ遅かれ早かれ善かれ悪しかれほとんど

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精選版 日本国語大辞典 「割方」の意味・読み・例文・類語

わり‐かた【割方】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 割前勘定。割勘。
      1. [初出の実例]「おもひの桟敷泪にぞかる〈鉄幽〉 二三人割かたにして夢通ふ〈木兵〉」(出典:俳諧・当流籠抜(1678))
    2. 液体のうすめ方。
      1. [初出の実例]「酒の割方(ワリカタ)」(出典新世帯(1908)〈徳田秋声〉一〇)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 割に。割合に。比較的。
    1. [初出の実例]「男持としては割方骨細に出来た京風の扇」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)

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