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モンゴル Mongol

翻訳|Mongol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モンゴル
Mongol

正式名称 モンゴル国 Mongol Uls。
面積 156万4116km2
人口 276万5000(2011推計)。
首都 ウラーンバートル

1924~92年はモンゴル人民共和国。アジア大陸の中部,モンゴル高原にある内陸国。北をロシア,他の3方を中国に囲まれる。行政上は 18の州 (アイマク ) と3特別市 (ウラーンバートル,ダルハン,エルデネト) に分かれる。地形は北西部の山地と,南東部の東部モンゴル高原に大別される。国土の平均標高は 1580m。山地は西部国境線沿いのモンゴルアルタイ山脈が 4000m級の高山を連ね,山容も険しいが,北西部のハンガイ山脈,北東部のヘンティー山脈では高度も減じ,山容も穏やかである。東部モンゴル高原は大部分が砂礫土壌の半ステップで,ヤギ,ヒツジ,ラクダが放牧されている。南部の国境沿いには植生のまばらなゴビが広がる。内陸の高原にあるため,大陸性気候で,年降水量は 50~300mm,気温の日較差,年較差がともに大きい。山脈の北斜面は比較的降水量が多く,森林が繁茂している。ハンガイ山脈,ヘンティー山脈ではなだらかな山腹に草原が広がり,ヒツジとウシの放牧が盛ん。北斜面を流れるオルホン川,セレンゲ川 (→セレンガ川 ) 流域ではコムギや飼料作物などが栽培されている。住民の大部分はモンゴル系のハルハ族で,西部や北部には同じモンゴル系のオイラート族やブリヤート族も住む。西端のバヤンウルギー州はチュルク語系のカザフ族が多数を占める。公用語はモンゴル語系のハルハ語。主産業は牧畜と,畜産品加工の軽工業であるが,建設・建材工業,また特に鉱業の発展に力が注がれており,三つの特別市がその中心となっている。鉄道は未発達であるが,自動車道と航空路が首都と州都の間を結んでいる。 (→モンゴル史 )

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

モンゴル

面積156万平方キロ強で日本の約4倍。人口は約253万人(04年)。1924年に人民共和国を宣言、社会主義国家建設を進めたが、92年の新憲法で「社会主義」を削除、国名も「モンゴル国」に改めた。親日的な国として知られ、04年の世論調査では、日本に親しみを感じるとした層が7割を超えた。

(2006-08-16 朝日新聞 朝刊 2外報)

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デジタル大辞泉の解説

モンゴル(Mongol)

アジアのモンゴル高原・ゴビ砂漠を中心とする地域。独立国をなす外モンゴル、中国の自治区をなす内モンゴル甘粛省新疆(しんきょう)ウイグル自治区の一部をなす西モンゴルに分けられる。また、その地に住む遊牧民族をいう。古くから匈奴(きょうど)鮮卑(せんぴ)ウイグルなどの騎馬民族が活躍。13世紀初め、チンギス=ハンが出てモンゴル族を統一し、帝国を建設。その孫フビライは中国を平定し、を建国したが、に滅ぼされ、以後中国の支配下に入った。モンゴリア蒙古
アジア北東部、外モンゴルの大部分を占める共和国。首都ウランバートル。1911年、ラマ教活仏を元首とする君主国を宣言。1921年にロシアの支援により中国から独立し、1924年に共和制となる。牧畜が盛んなほか、石炭・銅などの地下資源が豊富。正式名称、モンゴル国。人口309万(2010)。

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百科事典マイペディアの解説

モンゴル

◎正式名称−モンゴル国Mongolia/Mongol Uls。◎面積−156万4100km2。◎人口−265万人(2010)。◎首都−ウランバートルUlaanbaatar(97万9800人,2006)。
→関連項目経済連携協定外モンゴル蒙古

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世界大百科事典 第2版の解説

モンゴル【Mongolia】

正式名称=モンゴル国Mongol ulus面積=156万6500km2人口(1992)=215万6300人首都=ウランバートルUlaan‐baatar(日本との時差=-2時間)主要言語=モンゴル語(ハルハ方言)通貨=トゥグルクTöglög
[概観]
 アジア大陸東北部に位置する,モンゴル人による国家。1924年より90年までは,モンゴル人民共和国といった。〈モンゴル〉というと,地理的ないしは民族的名称として,中華人民共和国の内モンゴルなども含める場合があるので,日本では,国家名としては区別して〈モンゴル国〉と表記することもある。

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大辞林 第三版の解説

モンゴル【Mongol】

アジア北東部、モンゴル高原北部の内陸国。共和制。1921年中国から独立。24年人民共和国になったが、92年現国名に改称。農牧業が盛んで羊毛・皮革などを産する。住民はモンゴル人。首都ウランバートル。面積156万7千平方キロメートル。人口260万( 2005)。旧称、外そとモンゴル。正称、モンゴル国。

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世界大百科事典内のモンゴルの言及

【モンゴル族】より

…アルタイ系の民族の一つ。言語学的にモンゴル系の諸言語(モンゴル諸語)を話すか,かつて話していた人々の子孫を指す。その主要な居住地は,モンゴル全域,中華人民共和国の内モンゴル(蒙古)自治区,新疆ウイグル(維吾爾)自治区,ロシア連邦のブリヤート共和国,カルムイク共和国である。…

【遊牧】より

…これら定着農耕的村落や都市民との,畜産物と農産物との交換という,流通上のかかわりを牧畜民がもち始めるとともに,1ヵ所を本拠として定める移牧的,つまりより計画的移動をする牧畜形式が発生したと考えられる。ただしこの地域でも,なお遊牧的生活は残りつづけただけでなく,中央アジアやモンゴル草原に牧畜が展開し,ラクダの家畜化とともに半砂漠が牧畜の適地とみなされ始めると,遊牧民は定着的農耕民と対立し,固有な生活様式,社会組織,支配機構をもつものとして立ち現れてくることになる。 その社会組織の一つの特徴は,父系的親族組織であり,壮年男性を中心とした一種の戦士的集団の形成である。…

※「モンゴル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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