元老院(西洋)(読み)げんろういん

百科事典マイペディアの解説

元老院(西洋)【げんろういん】

senatusの訳。古代ローマの立法・諮問機関。王政時代から存在したとみられる。議員は終身,共和政初期には定員300,のちに600。任命も最初はコンスルが,のちケンソル(戸口総監)が行った。元老院議員のあいだにも大きな権限の差があった。最初貴族のみで構成されたが,のち平民議員も加わり,前3世紀ごろから高級官僚が任期終了後に議員となったため,次第に最上級身分層を構成するようになった。帝政期には権限が縮小し,ディオクレティアヌス帝以降,議員は一種の名誉的称号となった。6世紀末消滅。
→関連項目アレオパゴス会議エクイテスグラックス[兄弟]元首政五賢帝護民官スラトラヤヌスネルウァホルテンシウス法

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