奇奇怪怪(読み)キキカイカイ

デジタル大辞泉 「奇奇怪怪」の意味・読み・例文・類語

きき‐かいかい〔‐クワイクワイ〕【奇奇怪怪】

[名・形動]《「奇怪」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》きわめて奇怪なこと。また、そのさま。「奇奇怪怪事件
[類語]奇怪不思議奇妙奇異怪奇怪異不可思議面妖奇天烈摩訶不思議けったい奇っ怪怪しい伝奇謎めく神秘霊妙不可解ミステリアス異常異様不審不自然奇態風変わり特異異状異例非常別条変ちくりん変てこ変てこりん妙ちきりんおかしいおかしな珍奇新奇珍妙奇抜奇警奇想天外突飛ファンシー突拍子もない

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精選版 日本国語大辞典 「奇奇怪怪」の意味・読み・例文・類語

きき‐かいかい‥クヮイクヮイ【奇奇怪怪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「きかい(奇怪)」の「奇」と「怪」をそれぞれ重ねて意味を強めた語 ) 非常に怪しく不思議なこと。非常に奇怪なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「其辺の山や峯は、常にかわりて、奇々怪々として、重々にあるぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
    2. [その他の文献]〔紅楼夢‐第三九回〕

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四字熟語を知る辞典 「奇奇怪怪」の解説

奇奇怪怪

非常に怪しく不思議なこと。非常に奇怪なこと。また、その様子

[活用] ―な。

[使用例] 実に奇々怪々な現象であった[徳富蘆花*思出の記|1900~01]

[使用例] これらの事は常識をもって想像なし難い奇々怪々の出来事ではありますが[富沢有為男*法廷|1938]

[解説] 「きかい(奇怪)」の「奇」と「怪」をそれぞれ重ねて意味を強めた語。

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