デジタル大辞泉
「奇妙」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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き‐みょう‥メウ【奇妙】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① 普通にはない、不思議なこと。珍しいこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「大師の来りて僧に交り給ふなりけりと。奇妙の事説きつくすべからず」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
- 「長者乗物よりとんでおり、きめうの宝をおがみ申」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)三)
- ② なみはずれてすぐれていること。また、そのさま。
- [初出の実例]「此の時西方より金色の光指して宮中炤爛せり。容顔奇妙にして神異験有り」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)一)
- 「丹後に蘇武がごとく、十九年おはしける心をよみ給し、奇妙の御作と、其比(そのころ)人々扇に書、ほめ申き」(出典:随筆・戴恩記(1644頃)下)
- [その他の文献]〔晉書‐律暦志・中〕
- ③ 普通とちがって、非常に趣やおもしろみ、うまみなどがあること。また、そのさま。
- [初出の実例]「狂言も古老やかんの芸者なれば寄妙(キメウ)多けれども」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)小舞庄左衛門)
- 「『モシ、此間に隅田川の夜桜に行ふじゃ有るまいかへ』『そいつはきめうだね。その晩にはわたしも行きやせう』」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「奇妙」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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