奇異(読み)キイ

デジタル大辞泉 「奇異」の意味・読み・例文・類語

き‐い【奇異】

[名・形動]普通とようすが違っていること。不思議なこと。また、そのさま。「奇異服装
[類語]不思議奇妙奇怪怪奇怪異不可思議面妖奇天烈摩訶不思議けったいおかしい異常異様不可解不審不自然奇態風変わり特異異状異例非常別条変ちくりん変てこ変てこりん妙ちきりんおかしな珍奇新奇珍妙奇抜奇警奇想天外突飛ファンシー突拍子もない言語道断無茶めちゃむちゃくちゃめちゃくちゃめちゃめちゃ滅法法外無理乱暴無体理不尽非理不当不条理不合理非合理狂的

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精選版 日本国語大辞典 「奇異」の意味・読み・例文・類語

き‐い【奇異】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 普通と変わっていてめずらしいこと。不思議なさま。奇妙。奇怪。また、普通と変わっていてすぐれていることや、そのさま。
    1. [初出の実例]「与林懐扶公義慶等奉拝諸堂、見奇異物等、牛頭栴檀仏釈迦尊御足跡納極楽浄土等也」(出典:権記‐長保元年(999)一〇月一二日)
    2. 「奇異な北国風の屋造」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉一)
    3. [その他の文献]〔漢書‐金日磾伝〕
  3. ( ━する ) 変わっているものとしてめずらしがること。
    1. [初出の実例]「田舎にては外国人を奇異すること如此し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

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普及版 字通 「奇異」の読み・字形・画数・意味

【奇異】きい

ふしぎ。めずらしい。〔漢書、叙伝上〕蓋(けだ)し高に在りて、其の興ること五り。一に曰く、堯の裔、二に曰く、體貌に奇異多し。

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