奇異(読み)キイ

デジタル大辞泉 「奇異」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「奇異」の意味・読み・例文・類語

き‐い【奇異】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 普通と変わっていてめずらしいこと。不思議なさま。奇妙。奇怪。また、普通と変わっていてすぐれていることや、そのさま。
    1. [初出の実例]「与林懐扶公義慶等奉拝諸堂、見奇異物等、牛頭栴檀仏釈迦尊御足跡納極楽浄土等也」(出典:権記‐長保元年(999)一〇月一二日)
    2. 「奇異な北国風の屋造」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉一)
    3. [その他の文献]〔漢書‐金日磾伝〕
  3. ( ━する ) 変わっているものとしてめずらしがること。
    1. [初出の実例]「田舎にては外国人を奇異すること如此し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

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普及版 字通 「奇異」の読み・字形・画数・意味

【奇異】きい

ふしぎ。めずらしい。〔漢書、叙伝上〕蓋(けだ)し高に在りて、其の興ること五り。一に曰く、堯の裔、二に曰く、體貌に奇異多し。

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