直に(読み)ジカニ

デジタル大辞泉 「直に」の意味・読み・例文・類語

じか‐に〔ヂカ‐〕【直に】

[副]間にほかのものを入れないで直接にするさま。「ワイシャツを肌に直に着る」
[類語]直接じかじき・無媒介・ダイレクト直直じきじきなまストレート直接的ちょく単刀直入直截ちょくせつ率直露骨ずばりざっくばらんずけずけあけすけ歯にきぬ着せぬ手ずからみずから身を以て自発的親しくアクティブアグレッシブ故意作為作為的意識的意図的未必の故意ことさら自主的主体的意欲的能動的積極的精力的好んであえて進取進んで求めて喜ぶ喜んで前向き乗り気我先我勝ちえいやっと我劣らじとわざとらしいむに止まれぬ及ばずながら献身的強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰本腰を入れる入れ込むひたむき誓って活動的わざわざわざと強いてたって我も我もしゃかりきしゃにむにどしどしポジティブ

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精選版 日本国語大辞典 「直に」の意味・読み・例文・類語

じき‐にヂキ‥【直に】

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 時をあまりおかないで物事が行なわれるさま。
    1. [初出の実例]「あれ程にいいなんした物が、直(ヂキ)きげんが直って」(出典咄本・蝶夫婦(1777)足留の盃)
    2. 「もう直(ヂキ)に帰って参りませう」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉四)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙じき(直)[ 二 ]

直にの補助注記

現代語では、「すぐに」が即刻・直接の気分が強いのに対して、「じきに」は、特に時間の場合、ある程度の余裕がある。その違いは「薬がすぐに効いてくる」と「薬がじきに効いてくる」でわかる。ただし、地方により語感の差がある。


じか‐にヂカ‥【直に】

  1. 〘 副詞 〙 間に人や物を入れないで直接にするさま。じきじき。じきに。
    1. [初出の実例]「はなさしゃれ・一の富より直に銀」(出典:雑俳・軽口頓作(1709))
    2. 「校長から直下(ヂカ)に聞いたといふ訳でもないんですけれど」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋三八)

じっき‐にヂッキ‥【直に】

  1. 〘 副詞 〙 「じきに(直)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「イヤじっきに、このさきじゃわいな」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)五)

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