デジタル大辞泉
「直に」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じき‐にヂキ‥【直に】
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 時をあまりおかないで物事が行なわれるさま。
- [初出の実例]「あれ程にいいなんした物が、直(ヂキ)にきげんが直って」(出典:咄本・蝶夫婦(1777)足留の盃)
- 「もう直(ヂキ)に帰って参りませう」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉四)
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ⇒じき(直)[ 二 ]
直にの補助注記
現代語では、「すぐに」が即刻・直接の気分が強いのに対して、「じきに」は、特に時間の場合、ある程度の余裕がある。その違いは「薬がすぐに効いてくる」と「薬がじきに効いてくる」でわかる。ただし、地方により語感の差がある。
じか‐にヂカ‥【直に】
- 〘 副詞 〙 間に人や物を入れないで直接にするさま。じきじき。じきに。
- [初出の実例]「はなさしゃれ・一の富より直に銀」(出典:雑俳・軽口頓作(1709))
- 「校長から直下(ヂカ)に聞いたといふ訳でもないんですけれど」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉三八)
じっき‐にヂッキ‥【直に】
- 〘 副詞 〙 「じきに(直)」の変化した語。
- [初出の実例]「イヤじっきに、このさきじゃわいな」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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