ぼちぼち(読み)ボチボチ

デジタル大辞泉の解説

[副]
ゆっくり物事にとりかかるさま。また、ある事態に近づくさま。そろそろ。「ぼちぼち出かけよう」「ぼちぼち昼だ」
水滴などが続けて落ちる音や、そのさまを表す語。〈日葡
小さなものが散らばってあるさま。
「―ぼちと斑(ふ)があるのさ」〈滑・浮世風呂・二〉
小声で話すさま。特に、男女が仲むつまじく話すさま。
「息子は薄舞がしめつけて―と契ってゐる」〈洒・遊僊窟烟之花〉
[名]ぽちぽち2」に同じ。「背中にぼちぼちがある」
[形動ナリ]男女の仲がむつまじいさま。
「―で居ながらいい加減になんしよ」〈洒・二筋道〉
[アクセント]チボチ、はボチボチ

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大辞林 第三版の解説

ゆっくりと事態にとりかかるさま。そろそろ。ぼつぼつ。ぽちぽち。 -始めようか
点状のものが散らかっているさま。 にきびが-できている
水などが続けざまに垂れ落ちるさま。 日葡
形動
男女のむつまじいさま。 -でゐながらいいかげんになんしよ/洒落本・傾城買二筋道

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 水滴などが続けざまに落ちる音、また、そのさまを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 小声で話すさま、特に、男女が仲むつまじく語り合うさまを表わす語。
※洒落本・取組手鑑(1793)「内からすだれをすこしまきあげて〈略〉何やらぼちぼちとはなす」
③ 小さなものがちらばってあるさまを表わす語。ぼつぼつ。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「ここの所に、ぼちぼちぼちとふがあるのさ」
④ ある行為にゆっくりととりかかるさま、また、ある事態に近づくさまを表わす語。ぼつぼつ。
※滑稽本・八笑人(1820‐49)五「暮六つかぎりぼっちぼち、寄り集りたる八笑人」
※煤煙(1909)〈森田草平〉二八「ぼちぼち眼を開いてゐることだらう」
[2] 〘形動〙
① 男女の仲がむつまじいさま。また、異性に好かれているさま。
※洒落本・傾城觿(1788)附録「ぼちぼち〈もてた事也〉ちゃきちゃき〈ふられた事也〉」
② (一)④に同じ。
※羽なければ(1975)〈小田実〉二一「儲かりまっか。まあ、ボチボチでんな」

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