思い迷う(読み)オモイマヨウ

デジタル大辞泉 「思い迷う」の意味・読み・例文・類語

おもい‐まよ・う〔おもひまよふ〕【思い迷う】

[動ワ五(ハ四)]あれかこれかと考えが定まらない。思い惑う。
叔父の家の門へ行くまでも―・った」〈藤村
[類語]悩む苦しむわずらもだえる思い煩う思い乱れる苦悩する懊悩おうのうする煩悶はんもんする憂悶ゆうもんする苦悶くもんする苦慮する頭を痛める頭を悩ます思い詰める未練がましい名残惜しい惜しいもったいないあたら残念残り惜しい残り多い口惜しい惜しむ心残り物惜しみ未練愛惜痛惜後ろ髪後を引く去り難いしつこい執念深いねちっこいねついねちねち悪あがきうじうじうだうだいじいじぐじぐじもじもじ因循断腸の思い負け惜しみこだわる尾を引く執拗恋恋れんれん惜しげ思い残すたゆたう忍びない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思い迷う」の意味・読み・例文・類語

おもい‐まよ・うおもひまよふ【思迷】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 あれこれ考えて判断しかねている。
    1. [初出の実例]「身づからの心には、何ばかり思ひまよふべきにはあらねど」(出典:青表紙一本源氏(1001‐14頃)若菜下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android