白馬[村](読み)はくば

百科事典マイペディア 「白馬[村]」の意味・わかりやすい解説

白馬[村]【はくば】

長野県北西部,北安曇郡の村。西には飛騨山脈があり富山県と接し,高山植物や大雪渓で知られる白馬岳(2932m)や,高所に湧く温泉が魅力の鑓ヶ岳(2903m)など3000m級の山々が連なり中部山岳国立公園に属する。村の中央を姫川が北流し,川沿いの平坦地をJR大糸線と国道148号が,東部に広がる筑摩山地を越えて国道406号が通じる。フォッサマグナ沿いに立地し,2014年11月には規模の大きな地震も発生している。冬場は多雪で,岩蕈(いわたけ)山や八方尾根,遠見尾根には大規模なスキー場が広がり多くのスキーヤーでにぎわうなど,観光業が盛ん。1998年に行われた冬季長野オリンピックでは,ジャンプやアルペンなどの競技会場となった。189.36km2。9205人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報