辛抱(読み)シンボウ

デジタル大辞泉 「辛抱」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぼう〔‐バウ〕【辛抱】

[名](スル)《仏語「心法」からか。「辛棒」とも当てて書く》つらいことや苦しいことをがまんすること。こらえ忍ぶこと。「もう少しの辛抱だ」「この店で一〇年間辛抱してきた」
→我慢がまん[用法]
[類語]忍耐・我慢・耐える・耐え忍ぶ・忍ぶ・こらえる・隠忍・忍従・頑張る・歯を食いしばる・涙を呑のむ・抑える・唯唯諾諾・諾諾・義務的・受動的・しぶしぶ・不承不承・いやいや・気が進まない・言い成り・あなた任せ・人任せ・他人任せ・一任・成り行き任せ・天道任せ・運任せ・風任せ・行き当たりばったり・心ならず・仕方ない・仕方がない・仕様がない・せん方ない・余儀ない・よんどころない・否応なし・已やむ無い・やむを得ず・やむを得ない・やむにやまれぬ・背に腹はかえられない・詮無い・やる方ない・どうにも・どうしようもない・如何いかんせん・如何いかんともし難い・悲観的・運を天に任せる・ケセラセラ・出たとこ勝負・お手上げ・手に負えない・始末に負えない・手も足も出ない・始末が悪い・ぎゃふん・諦め・諦める・是非ない・是非もない・由よしない・わりない・しょうことない・しょうことなし・尻が重い・尻重しりおも・服従・屈従・屈服・帰順・帰服・耐える

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精選版 日本国語大辞典 「辛抱」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぼう‥バウ【辛抱・辛棒ボウ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「辛棒」は当て字。「辛抱」も当て字か ) つらいことをじっとたえしのぶこと。がまんすること。こらえること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「Xinbôna(シンボウナ) ヒト〈訳〉忍耐強く、おとなしい人」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. 「やがてあはんとながの留主しんぼうつくせしかひもなく」(出典:浄瑠璃・堀川波鼓(1706頃か)中)

辛抱の補助注記

「心のはたらき」の意の「心法」が、仏教の広まりにともなって一般化し、「たえしのぶ」意に変化したものか。表記も語義に合わせて「辛抱」が当てられるようになったと考えられる。

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