広島県はかつての安芸・備後の二国からなり、山陽道のほぼ中央を占め、東は岡山、北は鳥取・島根、西は山口の各県に接し、南は瀬戸内海を挟んで香川・愛媛両県に対する。県の東端は福山市
北境をなす中国山地が、中国地方のやや北寄りの脊梁部を東西に貫き、その南斜面をなす当県域は、地形上脊梁山地をも含めて大きく三段の浸食面からなる階段状に分れる。ほぼ標高九〇〇―一三〇〇メートルの脊梁山地面、次いで四〇〇―六〇〇メートルの高原台地面、さらに二〇〇メートル以下の沿岸平地面である。
脊梁山地は北および北西の県境部にかなりの幅で広がるが、
脊梁部各山塊間には谷底平野や盆地が形成され、山陰地方との交通路となっているところがある。福山から比婆郡
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国地方の中央部に位置する県。旧安芸・備後両国を県域とする。1868年(明治元)当時,芸備両国には広島藩・福山藩・豊前中津藩飛地・幕領があったが,幕領は倉敷県に編入された。71年廃藩置県により藩は県となったが,同年11月中津・倉敷両県管轄の甲奴(こうぬ)郡が広島県に合併し,他は福山県とともに深津県に属した。深津県は翌年小田県と改称,さらに75年岡山県に合併されたが,76年備後国6郡が広島県に移管され,現県域が確定した。県庁所在地は広島市。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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