出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ヘーゲルは道徳的善を,主観的意志として現存すると同時に行為によって現実性を得るある生動的な善として把握した。そのさい行為は人倫性を基礎とし目的として行われるとされ,そして人倫性は人倫的な社会的諸関係の必然的発展として把握された。マルクス主義の立場では,ヘーゲルの基本的な考え方を継承しながらも,道徳的善についての諸観念は,人間がその客観的な諸関心を観念的に反省し言表するさいの必然的なイデオロギー的諸形式の一種にほかならないとされる。…
…こんにちの用法では倫理という語と根本的な相違はない。倫とは仲間を意味し,人倫といえば,畜生や禽獣のあり方との対比において,人間特有の共同生活の種々のあり方を意味する。倫理とは,そういう人倫の原理を意味し,道徳もほぼ同様であるが,いずれかといえば原理そのものよりも,その体得に重点がある。…
※「人倫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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