デジタル大辞泉 「者」の意味・読み・例文・類語
もの【者】
[下接語]
[類語]人・方・奴・人間・人類・人倫・万物の霊長・考える
( 1 )一般に「ひと」に比べて立場や地位の低い人をいうのに用いられるといわれ、平安時代の和文からはそのような傾向がうかがわれるが、厳密ではない。
( 2 )訓点資料では、「者」が人を意味する場合に「モノ」と訓読するようになるのは九世紀末からで、それ以前は必ず「ヒト」と訓んだ。



を収めた器。
は
(と)の初文。住居地の周囲にめぐらしたお土居に、呪祝としての書を埋め、外からの邪霊を遮
(しやへい)する意。字の全体を象形とみてもよい。
中に埋めた呪祝の字を書という。書は
に聿(いつ)(筆)を加えた形。城邑にめぐらすものを
といい、城壁の方丈の単位を
という。〔説文〕は字を白部四上に属し、「事を別つの詞なり」とするが、それはものを特定して指す意で仮借の義。また、金文の字形は
(さい)または曰に従う形で、その系統の字である。
の初文、お土居、お土居に埋めかくした呪祝、かくす、遮と通じる。
と通じ、この。
モノ・ヒト・ミギ・ハ・アニ/獵
カリヒト 〔
立〕
テイレバ・アニ・ヒト・イハ・モノ・シカラバ
声として、
(諸)・書・
・
(都)・
(署)・
(緒)・
など二十三字を収める。おおむね
あるいは書と声義の関係をもつ字である。なお
(煮)は〔説文〕三下に
(れき)(鬲)に従う字に作り、のち
の字形となる。ものを煮る形は庶。廚で鍋を火にかける形。また「遮(さえぎ)る」はもと
の初文である
に従うべき字。声符として
と庶(しよ)とが互易することがある。
・赭tjyaは同声。
は
の初文で、土を積んで堅めるので赤土の意があり、
thia、朱tjio、赤thjyakはその系統の語である。また
(
)tjia、沚tji
、州・洲tjiuは水辺の小高いところ、境界をなすところで、
と同系の語であろう。
▶・者番▶・者辺▶・者裏▶・者流▶
者・窮者・御者・馭者・狂者・強者・業者・狷者・賢者・古者・夸者・瞽者・巧者・後者・剛者・豪者・兀者・
者・
者・細者・作者・粲者・使者・識者・儒者・従者・信者・仁者・聖者・昔者・説者・
者・賤者・選者・前者・属者・尊者・達者・談者・治者・智者・著者・帝者・適者・
者・禿者・日者・曩者・跛者・覇者・卑者・筆者・貧者・仏者・嬖者・僻者・躄者・編者・亡者・墨者・明者・勇者・憂者・傭者・弋者・羅者・廉者・老者・
者・論者出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...