デジタル大辞泉 「マングローブ」の意味・読み・例文・類語 マングローブ(mangrove) 熱帯の海岸に森林をつくる、主にヒルギ科の常緑高木の総称。幹から気根・支柱根・呼吸根などを出し、実は母樹についたまま種子が発芽してから落下し、生育する。マレー地方に多く、琉球諸島などにもみられる。紅樹林。[類語]林・木立・森・森林・密林・ジャングル・山林・雑木林・林野・樹海・樹林・保安林・防風林・防雪林・砂防林・防砂林・原生林・原始林・熱帯雨林・熱帯降雨林・熱帯林・温帯林・寒帯林・紅樹林・広葉樹林・針葉樹林・落葉樹林・照葉樹林・松林・杉林・梅林・竹林 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「マングローブ」の意味・読み・例文・類語 マングローブ 〘 名詞 〙 ( [英語] mangrove ) 熱帯および一部の亜熱帯の入江や河口などの泥地に生じる常緑樹の総称。ヒルギ科・クマツヅラ科・シクンシ科などの植物からなり、塩分を多量に含み、従って浸透圧が高い。また、著しく支根や気根を出して広がり、胎生種子のものがある。東インド諸島・マレー半島に多く、日本では九州南部から沖縄にみられる。紅樹林。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「マングローブ」の意味・わかりやすい解説 マングローブ 熱帯や亜熱帯の海岸や海水の浸入する河口にはえる常緑低木・高木の一群。呼吸根,支柱根を出すもの,また,ヒルギ科に見られるように果実が胎生で親木についたまま発芽,生長し,落下して潮に流されることなく泥につきささって定着するなど,海水中に生きるための特有な生態を示すものが多い。根や葉の浸透圧は高い。オヒルギ,メヒルギ,オオバヒルギ(ヒルギ),ハマザクロ,ヒルギダマシ,ヒルギモドキなどが代表的。日本では琉球諸島に発達し,北限は鹿児島県喜入町(現・鹿児島市)。マングローブよりなる群落をマングローブ林また紅樹林という。→関連項目名蔵アンパル|ニッパヤシ|熱帯植物 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ダイビング用語集 「マングローブ」の解説 マングローブ 亜熱帯・熱帯域の海岸線に生息する植物で、塩水の中で生きられるユニークな特性を持っている 出典 ダイビング情報ポータルサイト『ダイブネット』ダイビング用語集について 情報