三好(愛知県の地名)(読み)みよし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三好(愛知県の地名)」の意味・わかりやすい解説

三好(愛知県の地名)
みよし

愛知県中部、西加茂郡にあった旧町名(三好町(ちょう))。1958年(昭和33)町制施行。2010年(平成22)「みよし町」と改称して市制を施行し、みよし市となった。豊田(とよた)市西隣に位置し、名古屋鉄道豊田線、東名高速道路、国道153号が通じる。愛知用水の受益地で調整池三好池がつくられ、果樹や野菜の栽培が行われるようになった。1960年以降の工場誘致によって純農村は工業村に変化し、トヨタ自動車の分工場高岡、三好、明知(みょうち)、下山(しもやま)などが進出し、それとともに宅地化が進んだ。三好稲荷閣(いなりかく)の夏季大祭「大提灯(ちょうちん)まつり」は有名。

[伊藤郷平]

『『三好町誌』3冊(1962、1978、1998・三好町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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