太太しい(読み)フテブテシイ

デジタル大辞泉 「太太しい」の意味・読み・例文・類語

ふてぶて‐し・い【太しい】

[形][文]ふてぶて・し[シク]開き直っていてずぶとい。大胆不敵である。「―・い面構つらがまえ」
[派生]ふてぶてしさ[名]
[類語]野放図勝手わがまま横着身勝手得手勝手手前勝手自己本位好き放題好き勝手気随気ままほしいまま恣意的しいてき利己的エゴイスチック好き自分勝手気任せ奔放自由尊大横柄傲然高慢傲慢驕慢倨傲大風おおふう高姿勢高飛車高圧的居丈高権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権不遜態度が大きい我が物顔空威張り野太い図太い太い豪胆厚かましい図図しいおこがましいえげつないいけ図図しい猛猛しい虫がいい厚顔厚顔無恥鉄面皮破廉恥面の皮が厚い心臓が強い心臓に毛が生えている恥知らず傍若無人人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中人も無げ

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精選版 日本国語大辞典 「太太しい」の意味・読み・例文・類語

ふとぶと‐し・い【太太】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]ふとぶと〘 形容詞シク活用 〙
  2. 非常に太い。いかにも太い。
    1. [初出の実例]「その枝ぶり葉のすがたいとふとぶとしうて」(出典:随筆・独寝(1724頃)下)
  3. 大胆でずうずうしい。非常に図太い。ふてぶてしい。
    1. [初出の実例]「サア、その品々は、どこから取ってござった。〈略〉イケ太々(フトブト)しい」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)四幕)
  4. 声が非常に太い。どら声である。
    1. [初出の実例]「物いひふとふとしき生れならば」(出典:随筆・独寝(1724頃)下)

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