デジタル大辞泉 「居丈高」の意味・読み・例文・類語 いたけ‐だか〔ゐたけ‐〕【居丈高】 [形動][文][ナリ]1 (「威丈高」とも書く)人に対して威圧的な態度をとるさま。「居丈高に命令する」2 座ったときの背が高いさま。「偏かたほにものし給はむ人の―に髪少なにて」〈栄花・根合〉3 上半身を伸ばすようにして、相手を見くだすさま。「興なる修行法師めが面つらやと―になりて申しける」〈義経記・三〉[類語]頭ごなし・野放図・勝手・わがまま・横着・身勝手・得手勝手・手前勝手・自己本位・好き放題・好き勝手・気随・気まま・ほしいまま・恣意的しいてき・利己的・エゴイスチック・好き・自分勝手・気任せ・奔放・自由・尊大・横柄・傲然・高慢・傲慢・驕慢・倨傲・大風おおふう・高姿勢・高飛車・高圧的・権柄尽く・偉そう・口幅ったい・僭越・越権・不遜・態度が大きい・我が物顔・空威張り・野太い・図太い・太い・豪胆・厚かましい・図図しい・ふてぶてしい・おこがましい・えげつない・いけ図図しい・猛猛しい・虫がいい・厚顔・厚顔無恥・鉄面皮・破廉恥・面の皮が厚い・心臓が強い・心臓に毛が生えている・恥知らず・傍若無人・人を人とも思わない・眼中人無し・聞く耳を持たない・横紙破り・ふんぞり返る・自己中・人も無げ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「居丈高」の意味・読み・例文・類語 いたけ‐だかゐたけ‥【居丈高・威ヰ丈高】 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「いだけだか」「いだけたか」とも )① すわった時の背が高いこと。[初出の実例]「かたほにものし給はん人の、居たけたかに髪すくなにて、倚子のおましにのぼり給はんは」(出典:栄花物語(1028‐92頃)根合)② ( 「威丈高」とも表記 ) すわったまま、身をぐっとそらせるさま。人を威圧するような態度や、怒りを含んでいきり立つさまにいう。[初出の実例]「居丈高(イタケタカ)に成て申しける間」(出典:太平記(14C後)二)「渡辺ゐだけ高になりからからと笑ひ」(出典:浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by