野太い(読み)ノブトイ

デジタル大辞泉 「野太い」の意味・読み・例文・類語

の‐ぶと・い【野太い/×篦太い】

[形][文]のぶと・し[ク]
神経が太いさま。大胆不敵であるさま。ずぶとい。「―・いやつ」
声が太いさま。「―・い声」
[派生]のぶとさ[名]
[類語]野放図勝手わがまま横着身勝手得手勝手手前勝手自己本位好き放題好き勝手気随気ままほしいまま恣意的しいてき利己的エゴイスチック好き自分勝手気任せ奔放自由尊大横柄傲然高慢傲慢驕慢倨傲大風おおふう高姿勢高飛車高圧的居丈高権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権不遜態度が大きい我が物顔空威張り図太い太い豪胆厚かましい図図しいふてぶてしいおこがましいえげつないいけ図図しい猛猛しい虫がいい厚顔厚顔無恥鉄面皮破廉恥面の皮が厚い心臓が強い心臓に毛が生えている恥知らず傍若無人人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中人も無げ

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精選版 日本国語大辞典 「野太い」の意味・読み・例文・類語

の‐ぶと・い【野太・篦太】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]のぶと・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「野」は当て字。篦(の)が太いの意という )
  2. 非常に横着である。失礼千万である。ずうずうしい。また、大胆不敵である。ずぶとい。
    1. [初出の実例]「まことはのぶとき大やしまの浪しづかに、風おさまれるときに」(出典:俳諧・玉海集(1656)序)
  3. 声がふとい。
    1. [初出の実例]「野太(ノブト)い声である」(出典解剖室(1907)〈三島霜川〉)

野太いの派生語

のぶと‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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