図太い(読み)ズブトイ

デジタル大辞泉 「図太い」の意味・読み・例文・類語

ず‐ぶと・い〔づ‐〕【図太い】

[形][文]づぶと・し[ク]大胆で、ちょっとやそっとでは、びくともしない。また、非常にずうずうしい。のぶとい。「―・い神経」「もっと―・くなれ」
[派生]ずぶとげ[形動]ずぶとさ[名]
[類語]野放図勝手わがまま横着身勝手得手勝手手前勝手自己本位好き放題好き勝手気随気ままほしいまま恣意的しいてき利己的エゴイスチック好き自分勝手気任せ奔放自由尊大横柄傲然高慢傲慢驕慢倨傲大風おおふう高姿勢高飛車高圧的居丈高権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権不遜態度が大きい我が物顔空威張り野太い太い豪胆厚かましい図図しいふてぶてしいおこがましいえげつないいけ図図しい猛猛しい虫がいい厚顔厚顔無恥鉄面皮破廉恥面の皮が厚い心臓が強い心臓に毛が生えている恥知らず傍若無人人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中人も無げ

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精選版 日本国語大辞典 「図太い」の意味・読み・例文・類語

ず‐ぶと・いづ‥【図太】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]づぶと・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 少しのことではびくびくしない。大胆である。
    1. [初出の実例]「こなたは、つらには似ねへずぶとひ人だの」(出典:人情本・明烏後正夢(1821‐24)初)
  3. ずうずうしい。ずるくて横着である。
    1. [初出の実例]「図太い奴めが是れほどの淵に投げ込んで未だいぢめ方が足りぬと思ふか」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉七)

図太いの派生語

ずぶと‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

図太いの派生語

ずぶと‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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