僭越(読み)センエツ

デジタル大辞泉 「僭越」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「僭越」の意味・読み・例文・類語

せん‐えつ‥ヱツ【僭越】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 自分の身分資格をこえて、出過ぎたことをすること。また、そのさま。僭踰(せんゆ)
    1. [初出の実例]「如是至宝不敢私蓄、敬上陛下、弗僭越耳」(出典元亨釈書(1322)上表)
    2. 「自分が一体文学をやるのさへ、僭越なのではないかと思った」(出典:友情(1919)〈武者小路実篤〉上)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐上襄陽于相公書〕

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普及版 字通 「僭越」の読み・字形・画数・意味

【僭越】せんえつ(ゑつ)

身分をこえる。〔魏書、孝文五王、清河王懌伝〕諒(まこと)に天君臣別なるを以て、宜しく漸(ぜん)を杜(ふさ)ぎ防ぎ、相ひ僭越すること無(な)からしむべし。

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