(読み)シバシバ

デジタル大辞泉 「屡」の意味・読み・例文・類語

しば‐しば【×屡/×屡々】

[副]同じ事が何度も重なって行われるさま。たびたび。「この種の事件は―起こる」
度度たびたび[用法]
[類語]よく度度ちょくちょく往往ちょいちょいしきりしょっちゅう幾度頻繁頻頻しげしげ足繁くあまたたび何度も再三再再再三再四再びまた重ねて再度又又又もまたもやまたぞろ懲りずまに二の舞性懲しょうこりもないてつを踏む前車のてつを踏むてつを踏む改めてまたしてもくれぐれくれぐれも返す返すよくよくとくととっくり重重重ね重ね幾重にも念入り二度と二度と再びくどくどうだうだぐだぐだくだくだたらたらああだこうだ四の五の四の五の言う

しば【×屡】

[語素]動詞の上に付いて、動作作用が何度も繰り返し行われる意を表す。しきりに。たびたび。多く「しばたたく」「しば立つ」「しば鳴く」「しば見る」などの形で用いる。
「清き川原千鳥―鳴く」〈・九二五〉

る【屡】[漢字項目]

[音]ル(呉)(漢) [訓]しばしば
度重なるさま。しばしば。「屡次屡述

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「屡」の意味・読み・例文・類語

しば【屡】

  1. 〘 造語要素 〙 ( 「頻(し)く」「頻(しき)る」などの語基「し」に、「もと」「端」などを意味した「は」の付いたものとする説もある ) 動作作用の回数を重ねて繰り返し行なわれる意を表わす。しばしば。しきりに。何度も。
    1. [初出の実例]「山びには 桜花散り かほ鳥の 間無く之婆(シバ)鳴く」(出典万葉集(8C後)一七・三九七三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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