再三再四(読み)サイサンサイシ

デジタル大辞泉 「再三再四」の意味・読み・例文・類語

さいさん‐さいし【再三再四】

再三」を強めていう語。繰り返し何度も。「再三再四失敗してもこりない」
[類語]あまたたびたびたび何度もよくしばしばちょくちょく往往ちょいちょいしきりしょっちゅう幾度頻繁頻頻しげしげ足繁く再びまた重ねて再度再三再再又又又もまたもや二度と二度と再びくれぐれくれぐれも返す返すよくよくとくととっくり重重重ね重ね幾重にも念入りまたぞろ懲りずまに二の舞性懲しょうこりもないてつを踏む前車のてつを踏むてつを踏む改めてまたしてもくどくどうだうだぐだぐだくだくだたらたらああだこうだ四の五の四の五の言う

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精選版 日本国語大辞典 「再三再四」の意味・読み・例文・類語

さいさん‐さいし【再三再四】

  1. 〘 名詞 〙 再三を強めていう語。ある動作がくりかえし何度も行なわれるさま。たびたび。多く副詞的に用いる。〔新撰字解(1872)〕
    1. [初出の実例]「尚ほ彼方を向いて鵠立(たたずん)でゐたが、再三再四虚辞儀をさしてから」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)
    2. [その他の文献]〔紅楼夢‐二七回〕

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四字熟語を知る辞典 「再三再四」の解説

再三再四

ある動作がくりかえし何度も行われる様子。たびたび。多く副詞的に用いる。

[使用例] 外交上の危機というものも、一回限りので考えるべきでなく、再三再四くり返す中にはじめて相互理解に達する[城山三郎*落日燃ゆ|1974]

[使用例] ひとたび騙された主婦たちはこれもまた習い性のように、その後も再三再四、知りつつ大倉に千円ずつ騙し取られ[古井由吉*夜の香り|1976]

[解説] 二度三度もという意味の「再三」を強調したことば。

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