デジタル大辞泉
「重重」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じゅう‐じゅうヂュウヂュウ【重重】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① ( 形動 ) 幾重にも重なっていること。重なりあうこと。また、そのさま。ちょうちょう。
- [初出の実例]「花色重々徳及レ隣、青松引照仮二濃春一」(出典:本朝麗藻(1010か)上・花色照青松〈大江以言〉)
- 「松明(たいまつ)を振上げて、塔の重々(ヂウヂウ)に火を付けけるが」(出典:太平記(14C後)二一)
- [その他の文献]〔隋煬帝‐望江南詩〕
- ② 重なりあうところ。段階。わかれ目。
- [初出の実例]「今生の心の趣き、行徳知恵の分に随て、重々不同ありと云へり」(出典:梵舜本沙石集(1283)七)
- [ 2 ] 〘 副詞 〙 かさねがさね。たびたび。よくよく。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- [初出の実例]「さればされば、重々そなたのが道理じゃ」(出典:虎明本狂言・箕被(室町末‐近世初))
おも‐おも【重重】
- 〘 副詞 〙
- ① ( 「と」を伴って用いられることが多い ) (態度などが)どっしりと落ち着いているさま。重々しく。
- [初出の実例]「ちっと重々として、節義を本にする処かあるぞ」(出典:史記抄(1477)一九)
- ② いかにも重そうなさま。ずっしり。
- [初出の実例]「御病人に似合ぬ、一とかたげにおもおも盛て、三、四ぜん」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(岩波文庫所収・白藤本)(1825)四幕)
- ③ 言動が鈍いさま。のろのろ。ゆっくり。
- [初出の実例]「招待の謝をのべ〈略〉最後に口重々(オモオモ)と陳じて曰く」(出典:春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉をかし)
かさね‐がさね【重重】
- 〘 副詞 〙 ( 動詞「かさねる(重)」の連用形を重ねたもの )
- ① 幾度も繰り返すさま。たびたび。しばしば。
- [初出の実例]「よい香のする酒はかさねかさねかうこと大儀なほどに」(出典:玉塵抄(1563)一六)
- 「かさねがさねのぶ調法申ました」(出典:咄本・軽口御前男(1703)一)
- ② 事態がはなはだしいさま。自分の心情を述べるときなどに用いる。ますます。ひとえに。じゅうじゅう。
- [初出の実例]「『又此いはひに、おあし百貫まいするぞ』『かさねかさねかたじけなふ御ざる』」(出典:虎明本狂言・比丘貞(室町末‐近世初))
かさね‐じゅう‥ヂュウ【重重】
- 〘 名詞 〙 幾組も重ねることができるように作った重箱。組重(くみじゅう)。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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