重重(読み)ジュウジュウ

デジタル大辞泉 「重重」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐じゅう〔ヂユウヂユウ〕【重重】

[副]
1 同じことを何度も繰り返すさま。かさねがさね。「重重の不始末、なにとぞお許しください」
2 十分であるさま。よくよく。「重重承知の上のことです」
[名]
1 幾重にもかさなっていること。また、その各層。
「塔の―に火を付けけるが」〈太平記・二一〉
2 段階。
「同じ上手なりとも、そのうちにて―あるべし」〈花伝・三〉
[類語]くれぐれ・くれぐれも・返す返す・よくよく・とくと・とっくり・重ね重ね・幾重にも・重ねて・再び・再度・再三・再三再四・再再・又又・又も・またもや・たびたび・何度も・念入り・またぞろ・懲りずまに・二の舞・性懲しょうこりもない・轍てつを踏む・前車の轍てつを踏む・前轍てつを踏む・改めて・またしても・よく・しばしば・ちょくちょく・往往・ちょいちょい・しきり・しょっちゅう・幾度・頻繁・頻頻・しげしげ・足繁く・あまたたび・また・二度と・二度と再び・くどくど・うだうだ・ぐだぐだ・くだくだ・たらたら・ああだこうだ・四の五の・四の五の言う・ややもすれば・臨時・随時・不時・不定期・折に触れて・当座・時には・時として・たまたま・たまさか・ともすると・ともすれば・時時ときどき・時折・折折・時たま・間間・折節・散発・間欠・周期的・とかく・時に・偶たま・得てして・なにかにつけ・何かと言えば・もし・仮に・たとえ・もしか・よしんば・たとい・よしや・もしも・万一・万一ばんいち・万が一・万万一・もしや・もしかしたら・もしかすると・ひょっとすると・ひょっとしたら・ひょっとして・あるいは・もしかして・どうかすると・下手すると・一つ間違えば・ことによると・あわよくば・まかり間違う・よもや・まさか・万万ばんばん・夢か現うつつか・図らずも・はしなく・はしなくも・思いがけず・思いも寄らない・思いのほか・心外・突然・唐突・案に相違する・意表を突く・意表・予想外・意想外・ゆくりなく・まぐれ・ひょんな・ひょっと・ゆくりなし・我にもなく・期せずして・悪くすると・事と次第による・もしくは・はたまた・ないし・偶然・かも知れない・思わず・思わず知らず・我知らず・知らず知らず・折もあろうに・折悪しく・慮外・存外・望外・有りがち・ややもすると・うかうか・うっかり・寄り寄り・ふとした・思いがけない・度度どど・二度あることは三度ある・時ならず

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精選版 日本国語大辞典 「重重」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐じゅうヂュウヂュウ【重重】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. ① ( 形動 ) 幾重にも重なっていること。重なりあうこと。また、そのさま。ちょうちょう。
      1. [初出の実例]「花色重々徳及レ隣、青松引照仮二濃春一」(出典:本朝麗藻(1010か)上・花色照青松〈大江以言〉)
      2. 「松明(たいまつ)を振上げて、塔の重々(ヂウヂウ)に火を付けけるが」(出典:太平記(14C後)二一)
      3. [その他の文献]〔隋煬帝‐望江南詩〕
    2. ② 重なりあうところ。段階。わかれ目。
      1. [初出の実例]「今生の心の趣き、行徳知恵の分に随て、重々不同ありと云へり」(出典:梵舜本沙石集(1283)七)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 かさねがさね。たびたび。よくよく。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「さればされば、重々そなたのが道理じゃ」(出典:虎明本狂言・箕被(室町末‐近世初))

おも‐おも【重重】

  1. 〘 副詞 〙
  2. ① ( 「と」を伴って用いられることが多い ) (態度などが)どっしりと落ち着いているさま。重々しく。
    1. [初出の実例]「ちっと重々として、節義を本にする処かあるぞ」(出典:史記抄(1477)一九)
  3. ② いかにも重そうなさま。ずっしり。
    1. [初出の実例]「御病人に似合ぬ、一とかたげにおもおも盛て、三、四ぜん」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(岩波文庫所収・白藤本)(1825)四幕)
  4. ③ 言動が鈍いさま。のろのろ。ゆっくり。
    1. [初出の実例]「招待の謝をのべ〈略〉最後に口重々(オモオモ)と陳じて曰く」(出典:春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉をかし)

かさね‐がさね【重重】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「かさねる(重)」の連用形を重ねたもの )
  2. ① 幾度も繰り返すさま。たびたび。しばしば。
    1. [初出の実例]「よい香のする酒はかさねかさねかうこと大儀なほどに」(出典:玉塵抄(1563)一六)
    2. 「かさねがさねのぶ調法申ました」(出典:咄本・軽口御前男(1703)一)
  3. ② 事態がはなはだしいさま。自分の心情を述べるときなどに用いる。ますます。ひとえに。じゅうじゅう。
    1. [初出の実例]「『又此いはひに、おあし百貫まいするぞ』『かさねかさねかたじけなふ御ざる』」(出典:虎明本狂言・比丘貞(室町末‐近世初))

かさね‐じゅう‥ヂュウ【重重】

  1. 〘 名詞 〙 幾組も重ねることができるように作った重箱。組重(くみじゅう)。

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