市場[町](読み)いちば

百科事典マイペディア「市場[町]」の解説

市場[町]【いちば】

徳島県北部,吉野川中流北部の阿波郡の旧町。中心の市場は日開谷(ひがいだに)扇状地上にあり,慶長年間の市場開設後発達,讃岐(さぬき)への交通要地でもあった。阿波用水による水田が開け,果樹・野菜栽培,畜産を行う。2005年4月板野郡吉野町,土成町,阿波郡阿波町と合併し市制阿波市となる。72.46km2。1万2008人(2003)。

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世界大百科事典 第2版「市場[町]」の解説

いちば【市場[町]】

徳島県北部,阿波郡の町。人口1万1899(1995)。吉野川中流の北岸に位置し,北は讃岐山脈に香川県に接する。中心市街の市場は日開谷川の扇状地にあり,撫養(むや)街道と讃岐街道の分岐点にあたる交通の要所で,江戸初期から市が開かれ,徳島藩の保護もあって市場町として発展した。1956年の阿波用水完成後,農業は水田中心となり,近年は野菜,果樹の栽培が盛ん。錦鯉流通市場があり,養鯉農家数も多い。毎年5月5日に開かれる〈ヤネコジキ〉は400年の伝統を有する民俗行事で,大勢の見物客でにぎわう。

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