平田(読み)ひらた

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

平田(岐阜県)
ひらた

岐阜県南西部、海津郡にあった旧町名(平田町(ちょう))。現在は海津市の北東部を占める一地区。1955年(昭和30)今尾町の大部分と海西(かいさい)村が合併し、平田町と改称。町名は、宝暦(ほうれき)(1751~1764)の治水工事に尽くした薩摩(さつま)藩家老・総奉行(ぶぎょう)平田靫負(ゆきえ)の功労をしのんで命名された。2005年(平成17)海津町、南濃(なんのう)町と合併して市制施行、海津市となる。旧平田町の中心今尾は揖斐(いび)川に沿っており、江戸時代には尾張(おわり)藩付家老竹越氏の陣屋町で、商店街が発達している。旧町域は高須輪中(たかすわじゅう)の北部にあたり、米の産地であるが、トマト、イチゴ、花木なども特産し、酪農も行われている。須脇(すわき)には商売繁盛の神お千代保稲荷(ちょぼいなり)が祀(まつ)られ、中京方面などからも参拝者が多く、門前町ができている。近年、今尾橋が揖斐川に架設され、養老町や大垣市方面への交通が便利になった。今尾の左義長(さぎちょう)は伝統の年中行事の一つで、県指定重要無形民俗文化財となっている。[上島正徳]
『森義一著『平田町史』全2巻(1964・平田町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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