文帝[南朝宋](読み)ぶんてい[なんちょうそう](英語表記)Wen-di; Wên-ti

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

文帝[南朝宋]
ぶんてい[なんちょうそう]
Wen-di; Wên-ti

[生]義煕3(407)
[没]元嘉30(453)
中国,南北朝のの第3代皇帝 (在位 424~453) 。武帝の第3子。姓名は劉義隆。兄少帝が廃されたのち,百官に擁立されて即位。即位後,徐羨之ら寒士出身の高官を殺し,王弘,王曇首らの貴族を重用し,文治を主としたはなやかな「元嘉の治」を現出した。文帝時代は南朝にはまれな安定期であったが,貴族制をゆるがすような庶民層の台頭があり,また対外政策には失敗が多かった。元嘉 27 (450) 年に北魏の侵攻を受けてから国力が急速に衰え,やがて皇太子劉劭 (りゅうしょう) に殺された。

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