深謝(読み)シンシャ

デジタル大辞泉 「深謝」の意味・読み・例文・類語

しん‐しゃ【深謝】

[名](スル)
心から感謝すること。「御厚情深謝する」
心からわびること。「不手際深謝いたします」
[類語]感謝拝謝万謝謝意謝恩多謝感佩かんぱい勿体もったい無い有り難い恐れ多いかたじけないうれしい恐縮幸甚謝る謝するわびわび言平謝り陳謝謝罪わびる恐懼きょうく恐れ入る痛み入る心苦しい身に余る過分かしこまる畏れる謹むしゃちほこばる固くなる縮こまる小さくなるまじめ腐る身の縮む思い畏怖恩義恩に着る頭を下げる腰をかがめる平身低頭身に過ぎる三拝九拝かしこくも感恩有り難がる言葉に甘えるお言葉に甘える厚意多とする感極まる感じ入る感に堪えない身に染みる思いやり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「深謝」の意味・読み・例文・類語

しん‐しゃ【深謝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 心から感謝すること。ふかく感謝すること。
    1. [初出の実例]「国王直に引見して、其速に来衛するの厚誼を深謝するの勅語あり」(出典:伊藤特派全権大使復命書附属書類(1885)天津談判)
    2. [その他の文献]〔李山甫‐下第出春明門詩〕
  3. ふかく詫びること。ていねいにあやまること。〔旧唐書‐李勣伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「深謝」の読み・字形・画数・意味

【深謝】しんしや

深くわびる。〔旧唐書、李勣伝〕勣、時に暴疾ふ。~太宗乃ち自ら鬚(ひげ)を翦(き)り、其の和を爲(つく)る。勣~泣きて以て懇謝す。曰く、吾(われ)、稷の爲に計れるのみ。深謝を煩はさずと。

字通「深」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android