拝謝(読み)ハイシャ

デジタル大辞泉 「拝謝」の意味・読み・例文・類語

はい‐しゃ【拝謝】

[名](スル)礼を言うことをへりくだっていう語。心から感謝すること。「御厚恩に拝謝する」
[類語]感謝深謝万謝謝意謝恩多謝感佩かんぱい勿体もったい無い有り難い恐れ多いかたじけないうれしい恐縮幸甚謝る謝するわびわび言平謝り陳謝謝罪わびる恐懼きょうく恐れ入る痛み入る心苦しい身に余る過分かしこまる畏れる謹むしゃちほこばる固くなる縮こまる小さくなるまじめ腐る身の縮む思い畏怖恩義恩に着る頭を下げる腰をかがめる平身低頭身に過ぎる三拝九拝かしこくも感恩有り難がる言葉に甘えるお言葉に甘える厚意多とする感極まる感じ入る感に堪えない身に染みる思いやり

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精選版 日本国語大辞典 「拝謝」の意味・読み・例文・類語

はい‐しゃ【拝謝】

  1. 〘 名詞 〙 つつしんで礼をいうこと。うやうやしく感謝すること。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「七宗の諸徳地に下りて拝謝し」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)三)
    2. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕

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普及版 字通 「拝謝」の読み・字形・画数・意味

【拝謝】はいしや

恭しくお礼をいう。〔史記、項羽紀〕項王曰く、壯士なり。之れに巵酒(ししゆ)を賜へと。則ち斗巵酒を與ふ。(樊)(はんくわい)拜謝して(た)ち、立ちながら之れを飮む。項王曰く、之れに(ていけん)を賜へと。

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