感佩(読み)カンパイ

デジタル大辞泉 「感佩」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぱい【感×佩】

[名](スル)心から感謝して忘れないこと。「御厚情に深く感佩いたしております」
[類語]感謝拝謝深謝万謝謝意謝恩多謝勿体もったい無い有り難い恐れ多いかたじけないうれしい恐縮幸甚謝る謝するわびわび言平謝り陳謝謝罪わびる恐懼きょうく恐れ入る痛み入る心苦しい身に余る過分かしこまる畏れる謹むしゃちほこばる固くなる縮こまる小さくなるまじめ腐る身の縮む思い畏怖恩義恩に着る頭を下げる腰をかがめる平身低頭身に過ぎる三拝九拝かしこくも感恩有り難がる言葉に甘えるお言葉に甘える厚意多とする感極まる感じ入る感に堪えない身に染みる思いやり

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精選版 日本国語大辞典 「感佩」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぱい【感佩】

  1. 〘 名詞 〙 深く心に感じて忘れないこと。深くありがたいと感じて感謝すること。
    1. [初出の実例]「法衣一件、覆膊一件、已受領訖、感佩之至、不任下懐、謹具状塵謝」(出典:参天台五台山記(1072‐73)一)
    2. 「藤市ふかく感佩(カンパイ)しその夕ぐれをまちにけり」(出典読本椿説弓張月(1807‐11))
    3. [その他の文献]〔李商隠‐上尚書范陽公啓〕

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普及版 字通 「感佩」の読み・字形・画数・意味

【感佩】かんぱい

ありがたく思う。唐・李商隠〔尚書陽公に上(たてまつ)る啓、第三〕襟見肘哲にし、裂裳裹踵、昔人に取る無し。恩私に感佩し、喩ふるを知らず。

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