頭を下げる(読み)アタマヲサゲル

デジタル大辞泉 「頭を下げる」の意味・読み・例文・類語

あたま・げる

おじぎをする。
謝る。わびる。「あいつにだけは―・げたくない」
敬服する。感服する。「彼の努力には―・げずにはいられない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頭を下げる」の意味・読み・例文・類語

あたま【頭】 を 下(さ)げる

① おじぎをする。かしらをさげる。
※雑俳・柳多留‐一一九(1832)「頭を下けてくぐるは路次の御条目」
② 自分が下位であることを認める態度をとる。相手に物を頼む時に使われることが多い。へり下る。下手(したて)に出る。
真理の春(1930)〈細田民樹〉森井コンツェルン「森井コンツェルンが大きくなればなるほど、生野は帝銀総裁にも大蔵大臣にも、頭(アタマ)を下(サ)げることが尠くなった」
③ 相手がすぐれていることを認める態度をとる。感心する。
※ブラリひょうたん(1950)〈高田保〉叱られて「どこでも目に残ったのはあの人々の努力の足跡である。どれを見てもギヴ・エンド・ギヴ、成程これでなければと頭を下げさせられた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android