頭を下げる(読み)アタマヲサゲル

デジタル大辞泉 「頭を下げる」の意味・読み・例文・類語

あたま・げる

おじぎをする。
謝る。わびる。「あいつにだけは―・げたくない」
敬服する。感服する。「彼の努力には―・げずにはいられない」
[類語]勿体もったい無い有り難い恐れ多いかたじけないうれしい恐縮幸甚謝る謝するわびわび言平謝り陳謝謝罪多謝わびる恐懼恐れ入る痛み入る心苦しい身に余る過分かしこまる畏れる謹むしゃちほこばる固くなる縮こまる小さくなるまじめ腐る身の縮む思い畏怖恩義恩に着る腰をかがめる平身低頭身に過ぎる三拝九拝深謝感謝拝謝万謝謝意謝恩感佩かんぱいかしこくも感恩有り難がる言葉に甘えるお言葉に甘える厚意多とする感極まる感じ入る感に堪えない身に染みる思いやり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頭を下げる」の意味・読み・例文・類語

あたま【頭】 を 下(さ)げる

  1. おじぎをする。かしらをさげる。
    1. [初出の実例]「頭を下けてくぐるは路次の御条目」(出典:雑俳・柳多留‐一一九(1832))
  2. 自分が下位であることを認める態度をとる。相手に物を頼む時に使われることが多い。へり下る。下手(したて)に出る。
    1. [初出の実例]「森井コンツェルンが大きくなればなるほど、生野は帝銀総裁にも大蔵大臣にも、頭(アタマ)を下(サ)げることが尠くなった」(出典真理の春(1930)〈細田民樹〉森井コンツェルン)
  3. 相手がすぐれていることを認める態度をとる。感心する。
    1. [初出の実例]「どこでも目に残ったのはあの人々の努力の足跡である。どれを見てもギヴ・エンド・ギヴ、成程これでなければと頭を下げさせられた」(出典:ブラリひょうたん(1950)〈高田保〉叱られて)

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