スーツ(英語表記)suit

翻訳|suit

デジタル大辞泉 「スーツ」の意味・読み・例文・類語

スーツ(suit)

共布ともぎれで仕立てたひとそろいの洋服男子服では背広上下、またはチョッキを加えたひとそろい、婦人服ではスカート上着、または共布ブラウスを加えたひとそろいなど。
[類語]背広三つ揃いセパレーツツーピースアンサンブル洋服和服ころも衣料品衣料衣服衣類着物着衣被服装束お召物衣装ドレス洋品アパレル略服ふだん着略装軽装着流しカジュアルよそゆき一張羅街着礼服式服フォーマルウエア礼装正装既製服レディーメード既製出来合い吊るしプレタポルテ注文服オーダーメード私服官服制服ユニホーム学生服軍服燕尾服喪服セーラー服水兵服

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「スーツ」の意味・読み・例文・類語

スーツ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] suit )[ 異表記 ] スート 同一の布地で作った一揃(そろ)いの洋服。男性用の背広服一揃いや女性用の上着とスカートの一揃いなどをいう。〔アルス新語辞典(1930)〕
    1. [初出の実例]「スポーティなスーツに着替えた」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「スーツ」の意味・わかりやすい解説

スーツ
suit

広義には2種以上の衣服,たとえばジャケットとスカートが,同一生地でつくられた衣料の組合せをいい,狭義には男子用の背広型の上下揃い(ツーピース・スーツ),またはそれにベストを加えた三つ揃い(スリーピース・スーツ)をいう。スーツ形式が確立されたのは17世紀の後半のイギリスで,コートとベストとニー・ブリーチズknee breeches(半ズボン)の3者を共地でつくるのが流行し,それが定型として背広型にも踏襲されて現代にいたっている。婦人服にスーツ形式が見られるのは,19世紀の後半にそれまでのワンピース形式に加えて上下組合せ型の服が登場してからのことで,そのためにこの形をツーピースと呼ぶこともある。上下が異なった色柄や素材の組合せがセパレーツseparatesで,この場合には着用者が任意の服を選んで組み合わせるという意味が強く,コーディネーツco-ordinatesやアンサンブルensembleと呼ばれる場合には,デザイナーや製造業者が2点以上の組合せをあらかじめセットしていたり,アクセサリーを含めた数点以上の組合せを示すことが多い。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「スーツ」の意味・わかりやすい解説

スーツ

共布で一揃(ひとそろい)になった服の総称。男子服では背広とズボンあるいはそれにチョッキの加わったもの。女子の場合は上着とスカートまたはパンツの組合せあるいはそれにブラウスの加わったもの。女性用スーツでは,男子服仕立てのテーラード・スーツや衿(えり)なしのシャネル・スーツなどがある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android