デジタル大辞泉 「険」の意味・読み・例文・類語
けん【険/×嶮】
1 山などのけわしいこと。また、その場所。難所。
「箱根の山は天下の―」〈鳥居忱・箱根八里〉
2 困難が多いこと。
「―を冒し危きを凌ぎ」〈中村訳・西国立志編〉
3 (「権」「慳」とも書く)顔つき・目つき・物言いなどに表れるきつい感じ。また、とげとげしさのあるさま。「―のある顔」
「其の
[類語]天険・要害・険難・険阻・険峻・峻険・急峻・険要・険所・険しい・峻峭・峻抜・峻岳・峻峰・峻嶺・高峰・高嶺・奇峰

なり」とあり、険阻の意。字はまた嶮に作る。〔易、坎、彖伝〕に「天險」「地險」の語があるが、字が
(ふ)に従うことからいえば、神の陟降(ちよくこう)する聖域の地勢をいう字であろう。送葬のとき、柩に先導するものを「険道神」という。
▶・険怪▶・険害▶・険猾▶・険艱▶・険危▶・険
▶・険戯▶・険狭▶・険
▶・険径▶・険傾▶・険譎▶・険険▶・険固▶・険語▶・険詐▶・険塞▶・険窄▶・険桟▶・険渋▶・険峻▶・険処▶・険峭▶・険粧▶・険情▶・険心▶・険世▶・険絶▶・険阻▶・険躁▶・険地▶・険屯▶・険妬▶・険塗▶・険難▶・険魄▶・険薄▶・険
▶・険陂▶・険膚▶・険辟▶・険阨▶・険
▶・険
▶・険要▶・険塁▶・険路▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...